舞台版 #グリーンマイル 頭の悪い感想

まずはじめに、

グリーンマイルの予備知識としては映画公開当時に一度見たっきりで、おおまかなストーリーは覚えてるものの細かい話とか流れはけっこう忘れてるな~思い出せないな~、って感じでした。小説は読んだことなかった。

シゲアキの舞台が決まり、演目がグリーンマイルと発表されたときにはそれはそれはビックリしたよねぇ!あのトム・ハンクスが演じたポールをシゲアキが演じるということで「シゲ・ハンクス」って言われてたりしたし、本人も友人から言われたと言っていたけど、個人的にはその呼び名好きじゃなかったな(笑)はじめから。まぁどうでもいいんだけど。(笑)

 

私は割と頭が悪い人間だと思うので、舞台とか見ても一回だけだとなんとなく圧倒されて終わってしまう気がして、何回か見たいなぁ…とぼんやり思っていたのですよね。まぁ一回しか見れなかったとしてもそれはそれで、って感じだけど。(笑)しかしご縁に恵まれまして、後から振り返れば全部で6回(!?)観劇することができました!!(ワァァァア)今回の舞台はなかなかにチケットが取りづらかったみたいだし、本当にありがたい.˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚.各方面に足を向けて寝られないので逆立ちして寝なければいけない毎日です。(羽海野チカ先生の名言)

舞台初日と一番最後が見れたら最高だな!って思ったけど、まぁそこはそんなにうまくいくはずもなく(笑)初日も京都の大千秋楽もはずれました(^^;

 

舞台が始まる前までに映画を見直すか小説を読むかしようかなぁ…って思っていたのだけど、なんだかんだでそんな時間がなく予習ができないまま観劇することになってしまった!(安定!)そんなこんなでザックリとしたストーリーはわかるけど、登場人物とか細かい話とかどんなんだったかな~?と思いながらの観劇でした。

 

登場人物やストーリーについて。

シゲ部で「ストーリーが複雑で…」っていうようなお便りがきていてそれに対してシゲアキが「けっこうシンプルなんだけどね」っていうような話をしていたような気がするんだけど(←適当に聞いてるから曖昧)シゲアキが言うとおりストーリーが複雑っていうわけではないんだよねぇ。とってもシンプルだと思う。ただ、いくつものストーリーが絡み合ってるというか、テーマが重いというか受け止め方は複雑かもしれないなぁ。。受け止めるのがつらいというか。。。。とんな感じだった気がする。

もう色んな感情の扉をノックされて、しんどい。

いや~~~~~初回はただただしんどかったかな!

ポールやコーフィー、デラクロアにまで感情移入してしまって処刑の瞬間とか本当につらかった~!

いやぁ。

こんなストーリーだったけか。。。。

帰りにもぐったりしたのを覚えているよ。(笑)いつもはビールを浴びるように飲む私と友達がご飯に行って全員ソフトドリンクだったもんねぇ。。(笑)

 

何回か見ていると、この人はどうしてここにいて何を思っているんだろう?ってようやく考えられるようになって。やっぱり何回も見直してみたいものだなぁ、と思いました。(私の頭が悪いだけですね)

 

後から振り返ってハッとしたことがあって。「それでもやっぱりコーフィーを殺していい理由なんてどこにもないんだよ」ってしょぼくれるポールに最大限共感して涙が出そうになってたけど、「でもコーフィーはパーシーの体を使ってウォートンを殺したのでは?それは殺人と違うと言えるのだろうか?」って思ってしまったのですよね。。。ポールはコーフィーの中に「救いと破壊が同居してるようには思えない」というようなことを言っていたけど、とてつもない「破壊」がコーフィーの中にもあったのではないか。どこまでも純粋とは、そういうことなのではないのか?って考えるようになったら、なんか色んな物の印象ががらっとかわるし、やっぱり複雑かもしれない…って思いなおしました。(笑)

 

死刑判決を下されるほどの重い罪を背負っている受刑者と看守の物語。それでも登場人物ひとりひとりに生きる理由生きたい理由があって。

死んでも治らないと言われた極悪人ウォートンや人殺しがしたくてそこで働いているパーシーにすら愛着がわいてくる。改心してねずみを操っているデラクロアなんて、なんで死刑になるのかわからないくらい。。。だからひとつひとつの「死」が重くて、何が正解なのかそもそも正解なんてあるのか。。。わからないなぁ…って。何回目かの観劇からは本当にディーンみたいに思っていたし、ディーンの一挙手一投足が全部つらそうで見ていて泣けた。

きっと誰もが嫌悪感を抱くパーシーも、なぜか憎み切れないんだ。ポールは嫌味のつもりで「俺はまだ更生の余地があると思ってる」なんて言ってたけど、私は本当にそう思ったんだよねぇ。死ななきゃわからないなんてことはないんじゃないかな。。。いややっぱり甘いかな。。。とか、いまいち舞台の役柄と違うパーシーの背景も考えちゃう。役者さんの人柄かもしれないけど。

とはいえ、実際にあんな人いたら絶対に絶対に絶対に関わりたくないけどね。(笑)

ウォートンなんて、最初には「お前らに死ぬまで地獄を味あわせてやる」とか啖呵切ってたのに、ポールにコーラのコップを返すように言われたときに「地獄にもコーラがあるんなら別だけどな(またコーラが飲めるだろうけどな)」って言葉に「地獄の話はするなぁぁぁ!!!!」って取り乱すの。デラクロアが残酷な死に方をして、怖くなったのかなぁ。。。

コーフィーは不思議な力を持っていて色んな人を救った。自分がもうすぐ処刑されるとわかると、自分の残りの命をポールに分け与えるんだけど、それがわかるのはずっと後の事なのだ。まわりよりも歳の取り方がゆっくりだと気付いたとき。 

このグリーンマイルという話の良いなと思ったところは、コーフィーの力は無敵じゃない(完全に死んでしまったものは生き返らせることはできない)し、命も永遠ではないところ。命を分け与えられたポールは普通のひとよりも長い長いグリーンマイルを歩かされることになる。

「救いとは呪いだ。」

その言葉がとても印象的だったな。最後がポールの「それにしたってこのグリーンマイルは長すぎる」って言葉とグリーンマイルに佇むポールの姿で終わるのもとてもよかった。ここで初めて真のグリーンマイルの意味に気付かされるんだ。(私の頭が悪いだけかもry)

 

加藤シゲアキって凄くない???

いや、ほんと加藤シゲアキって凄くない???????

ポールまじで全場面にいたし、ほぼずっとステージ上にいたし、台詞量が尋常じゃない!!何回か噛んでしまっていたところもあったけど、動じずに続けられるのって、舞台のすごいところだなぁ、って思う。それだけにプレッシャーもすごくあると思うけど。後から考えるといつ台詞を覚えていつ役作りにはげんでいたんだろう??という忙しさだったはずなのに。。本当にすごい。。。

今回この看守の役のためにウエイトを増やしたと言っていたけど、ほんとに体がおっきくて体が厚くて、それだけ説得力があったと思う。体系から役作りするプロ意識、本当にすごい。舞台が終わって年末にかけてアイドル仕事が増えていくんだけどだんだんシュッとしてきてるのがまたすごい。戻せるんだなぁ。。。

 

あんまり演劇についてよくわからない私でも見ていて、まわりの共演者さんたちがすごい役者さん揃いだなぁ、って思ったよ。今回シゲアキが座長だけど、本当にまわりから学ぶこと多かったんじゃないかなぁ。(余計なお世話だと思うけどw)またシゲアキがここでたくさん吸収して、ドラマでも舞台でも映画でもたくさんやってほしい。次につながっていくといいね!

 

仲良しNEWS

 10月16日に慶ちゃんが、10月22日の東京千秋楽にテゴマスが観劇していた。実は私はそのどちらも見ていて、なにげにNEWSコンプリートじゃない?とかウフフフフってなっていた。(謎)といっても、慶ちゃんが来た16日は前から3列目のしかも処刑時のポールの目の前の席だったから、見学席なんて気にしてる余裕なかったけどねぇ。後から知ったよ。

22日のテゴマスは同じ列だったからすんごいソワァってしたよね!そんな近かったわけではないけど!しかも休憩のときに見るまではゆうやに気付いてなかったんだけど。(笑)

ちゃんとメンバーの舞台を見に行くNEWSちゃんかわいい。尊い

 

 

ざっくりまとめると、

ド新規なので、自担が主演舞台っていうのが初めての経験だったので、いろいろ楽しかったし感慨深かったなぁ。しかし推しじゃなくてももっと色んな人にもっとたくさんの人に見てもらいたいよね~~~本当は!がんばってね!!これからも応援するよ~!!

グリーンマイル、関係者の皆様ありがとうございました。

一緒に観劇してくれたお友達もみんなありがとう~~~!!